今日うっかりぽちっとやっちゃった本。医学書院の新刊。大人の発達障害について専門的に扱った書。買うしかないですな…。仕方がありません。次の翻訳の資料にもなるし。専門書の翻訳って収入はわずか,支出はけっこう大きい。ついつい資料を購入してしまう。でもいちばん勉強をさせてもらえるのでそこはありがたい。勉強にもなって,お金もちょっと入る。うむ。いい趣味だ。


夜行観覧車

夜行観覧車

図書館にリクエストしてさくっとゲット。田舎はいいわぁ〜。
これはぜひ心理職に読んでもらいたい。高校のスクールカウンセリングのお昼休みに読んでいたら,午後からの男子高校生のケースに深く感じ入るものがありました…。この小説の題材は「エリート医師が息子に勉強を強要,見かねた妻が夫を殺害」なのですが,その見かけ上の事件の背景に潜む家族の闇とあたたかさ…,紙一重のお隣の家族…。ページをめくる手が止まらず,一気に読んでしまう小説です。『告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)』の作者だけに,ラストは「もうちょっと…!」と期待してしまうのですが,そこはしょうがないよね。


アルバトロスは羽ばたかない

アルバトロスは羽ばたかない

本屋で見かけて気になって,図書館でリクエスト。児童養護施設での出来事を児童相談所児童福祉司さんが謎解きをするというミステリー。連作のようになっていて,最初の短編では,母親が息子を崖から突き落としたという出来事の裏に潜む母親の愛を探偵ならぬ児童福祉司さんが見つけ出す。なかなか新しいミステリーだ。ぜひ臨床心理士もミステリーの主役になりたいものだ。



睡眠をとるふっくらネコてとさん
いつものことながら,やはり目つきが悪い。