仕事の合間にファンタジー 本の世界にしっかりと連れて行ってくれるどこでもドア的な小説


ドイツのファンタジー作家フンケさんについては以前にもご紹介しました。
どきどきワクワクの冒険気分を! 『竜の騎士』 - Psychotherapist Tetoの日記あるいはふっくらネコてとの日記


最近こちらの2作を読み進めていて,いま2つめの途中なのですが,

新装版 魔法の声

新装版 魔法の声

魔法の文字

魔法の文字




すーばーらーしーいー




これぞ、ファンタジー


これぞ、別の世界にしゅぱっと連れ去ってくれるどこでもドア。


あまりの面白さに感動、生きていることに感謝です。そうですね…どう説明したらよいかな。最近面白かったファンタジーといえばハリーポッターですが,それと比較すると,ハリウッド映画のような面白さVS本としての物語の本当の面白さといえるでしょうか。1行読むだけでその物語の世界の中にぐいっと連れ込まれる感じ,そしてその中の世界はファンタジーの世界であるのに,違和感がない。リアルな物語の手触りと深みのある面白さがあるのです。これは何に似ているかというと,小学校の図書館で夕暮れ時,忘れ去られたようにひっそりとたたずむあの本を見つけ,その場で読み始めたときのような…。ファンタジーと現実をしっかりと本が結びつけ,読者をきちんと本の中の世界に連れて行ってくれる,そういう本なのです。決してファンタジーがリアルで現実的だというわけではなく,よい本というのはどんなに現実とかけ離れた世界でも,その中に読者をきちんと案内できる,しかも一瞬で連れ去る力をもったものなのです。


あの本↓
はてしない物語ミヒャエル・エンデ


あるいは,私がドイツの作家を好きなだけ・・・? うーん、この仮説は検証してみなくては。
そういえば,朗読者とか治療島もすきだけれど・・・。ヘッセも好きだったけど・・・。あるいは、ドイツ語作品の本当によいものだけが和訳されているとも言えるのかな・・・。因果関係を考える前に,条件が統一されていないわね・・・。