カウンセリングは波乗りに似ている。 大きな波があり、小さな波がある。 その波に飲まれて、方向性を見失ってしまうこともある。翻弄されて、どこから波が覆いかぶさってくるのか、次はどんな波なのか、そもそもどんな海なのか、さっぱりわからなくなること…

柔らかな頬 上 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る 一気に読んでしまった！ 電車の中で。そして旅行先でも。 帰りの電車まで下巻がもたなかっ…

現実入門作者: 穂村弘出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/03/23メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (186件) を見る 読んだ。 おもしろかった！ 短歌を書いておられたようで、短く、切れ味のある文章がよい。 心に村上春樹が住…

愛とは、自分の心の中を相手に対するポジティブな気持ちで（感情、思考、記憶で）満たすことである。満たされたことに対して、感謝することである。そう思わせてくれた相手に、そう感じることができた自分に、これまでのたくさんの偶然と決断に。そして、そ…

明日から日曜日まで、ちょっと小旅行に行ってくる予定です。日本海です。明日は台風が来ているので、こんな海は見られないけれど、ふだんは電車からずっと海が見えます。そんな電車の中でじっくりと本を読む時間というのは格別です。日常から遮断された時間…

親子とはなんだろう。 子どもの心の成長を援助できるような「重要な他者」とはどんな存在だろう。 子どもにとって「仲間」とはなんだろう。 そんな問いをクラスで考えるために、こんなＤＶＤを使ってみました。保育関係の学校なので、みんな涙をふきながら真…

ブログペットのもたんもたんを今日、つついた。 叫ばれた。 「初心者ー！！」 と・・・。 けっこう胸に突き刺さったよ・・・。 ありがとう、もたんもたん。私、がんばるよ・・・。 みなさんもぜひ、つついてみてください。 さあ、今日もがんばって仕事だ！病…

今日は事例検討会だった。 私が提出者である。 その会は、かなりのベテラン先生１，２人、中堅どころの先生３，４人、初心者〜中堅未満４，５人という、かなり魅力的な構成である。そして、１つのケースを３時間近くかけて検討させてもらえる貴重な場である…

看護学校などで講義をしている。 私の講義のポリシーとして、「グループカウンセリングのように」「その集団の“いまここ”に適した授業を」しようと常に努力している。私自身の講義力がまだまだ未熟☆というのもあって、いつもみんなに協力してもらうことにし…

甥っ子の「かめきちくん」。 毎日、私がえさをあげています。２、３日に１回は水を替えています。 だんだん愛着がわいてきました。 なんだか体に虫（？）もついていて、いま獣医さんのお友達に調べてもらっています。実は「毛の生えたもの以外はよくわからな…

（わかる人にはわかるぼかし写真。英ゼミのみんなと先生） つい最近、私の愛する後輩たちに「ブログを見ろ〜いや、見るな〜」とアンビバレントなメッセージを送ったから、というわけではないんだけど、ちょっと大学院の「英ゼミ」について書いてみようと思う…

(撮影者:Teto2005) 集団勉強というのはすばらしいということを示す事例をここに報告させていただきます。 Ａ：ワタシ。事例研究のためケースのまとめ。 Ｂ：同じ職場の後輩。臨床心理士試験のため。 Ｃ：友人。とある資格試験のため。 このような緊急の勉強…

こんな「のだめＣＤ」を聴きながら、仕事の疲れを癒しつつ、 今日はきままにカウンセリング論を書いてみます。 といってもたいそうなものではないのですが。 このごろ同じ職場の後輩が臨床心理士の資格試験の受験勉強をしています。 自分が仕事で使っている…

しっぽ？ 真っ黒い犬は、見た目にはかわいいんだけど、写真うつりが悪い。 いつもまっくろ。目もまっくろ。写真に撮ると黒いカタマリ・・・。 でもやっぱりかわいい。 なんとかこのかわいらしさを写真におさめたいと、日々奮闘するが、 なかなかうまくいかな…

ネコはやはりふっくらしたものがいい。 抱き上げるときに、「もさっ」とした圧倒的な存在感があるものがいい。 もちろん、子猫の小ささと軽さもよいが、やはりものたりない。 まるく大きく、おおらかに、ゆったりと、でっぷりと、 そんなネコが転がるさまは…

夏休みというのは、何歳になってもいいものです。 空の色も空気も虫の声も、何となく全て「いやぁ、のんびりゆっくりでいいんじゃない？だってほら、夏休みだし」と伝えてくれているような気がします。 うん。もちろん気のせいだけど☆ 自分の心の声だけど☆ …

カウンセリングは華やかな仕事でもなく、脚光をあびる仕事でもない。 地味で、コツコツとした努力と積み重ねが必要で、苦しくも険しい作業だ。 それでも、山登りのように、あるいは遠泳のように、 苦しいだけではない何かがある。 それをクライエントととも…

冷たいよな。ため息が出た。教師が、やけに人間臭く思えた。人間が親切なのは、自分が安全なときだけだ。 −『サウスバウンド』ｐ265 −「おまえはおとうさんを見習わなくていい。おまえの考えで生きていけばいい。お父さんの中にはな、自分でもどうしようもな…

私には５歳の友達がいます。 よくけんかもします。 なかよくアイスをわけあったりもします。 そんなときは「ありがとう」とふたりでいいます。 「おいしいね」とふたりでいいます。 まくらもとにあめをひとつぶおいてくれたりします。 おとな同士でキャッチ…

最近は人間もペットも高齢化問題に悩まされているといいます。 我が家でも・・・ ねこが高齢化してしまいました。 そうですね、彼女は１６歳でしょうか。 ほら、 金魚とよりそって眠ります。 若いころは、どうやって水の中にいる金魚をつかまえようかと、飼…

「私は人間の死には興味がないが、人間が死に絶えてミュージックがなくなってしまうことだけは、つらい」死神の精度作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/06/28メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 148回この商品を含む…

今、我が家には金魚と亀がいます。 家族が飼い始めたのですが、気づいたら私が「しいく係さん」になっていました・・・。 けれどね、 なんだかいいんです。 大人になってからこうして小さなものを育ててみると、その世話がなんだか愛しい仕事だったりするん…

図書館を３つ利用しています。すごくいなか、住宅街、わりと都会、の３つの図書館。 私の住む町の図書館はわりとよく新刊のリクエストが通ります。でも住宅街なので競争が激しいです。 すごく田舎の図書館は新刊が手付かずで棚にあります。嬉しい。 わりと都…

約束作者: 石田衣良出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/07/27メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (78件) を見るこの本の２番目に「青いエグジット」という短編があります。 引きこもりで左足に障害がある青年が、ふと目にした青いポス…

花火、最近見ました。 会場にいるみんながわくわくしてうち上がりを待って、みんなが打ちあがった音とともに空を見上げて、みんなが「うわあーきれいー」と思っている。ある小説に（よしもとばななかな？）花火を待つ人の顔はみな優しく、期待と平和に輝いて…

海馬 脳は疲れない (新潮文庫)作者: 池谷裕二,糸井重里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/26メディア: 文庫購入: 36人 クリック: 434回この商品を含むブログ (330件) を見る最近読んで「すごいなあ」と思った本。『海馬』です。 なんだか嬉しくなりま…

今日からブログをはじめてみました。同業者のブログをいろいろみていて勇気づけられたり、いろんなことを感じたりしたので、わたしも受け手になるだけじゃなく、誰かに何かを伝えられたらいいなあと思いました。といってもわからないことばっかりで、何から…