臨床心理学を学ぶ

 イギリスの認知行動療法から

うつ病の新しい理論「動機づけの障害としてうつ病をとらえる」という発表がなかなか興味深かったのですが、その発表のなかでよく引用されていた本がこちらです。Overcoming Depression: A Self-Help Guide Using Cognitive Behavioral Techniques作者: Prof …

 『可能性としての心理療法』

タイトルにぐぐっときますね。 児島先生は家族療法、システムズ・アプローチというような立ち位置になるようですが、理論に囚われず、とても柔軟に「目の前のクライエントを少しでも楽にする、少しでもお役に立つ」ことを考えておられる先生だと思います。 h…

 今年はイギリスの行動認知療法学会BABCPに行こう!

去年はアメリカの精神医学会に参加しました。 短期間の大学留学のような気持ちを味わえるし、すごく勉強になりました。 それでなんだかクセになったカモ・・・。 留学、となると時間も費用もかかるけど、海外学会参加程度なら1週間くらいで行けるし、ワーク…

 心理臨床学会で買っちゃう本って、そのときの悩みが反映されるよね・・・

学会で 割引だからと 4冊も 重さのあまりに 宅急便… なんだか、その時悩んでいること、取り込んでいること、困っているクライエントに対してヒントが見つかりそうな本を果てしなく求めてしまいますね…。 学会での書籍売り場は、各出版社がしのぎをけずってい…

学会行ってきましたよ…。 疲れました…。 もうなにもできない…。 でも、同業者の楽しくステキな仲間達に出会えてたのしかった〜! 久しぶりにおなかの皮がよじれるほど笑ったりした! また遊びたいな〜。 「裏学会」がイチバン面白かった。学会やテキストでは…

 看護学校で教える

来年度の教科書を決めないと・・・。 しっくりくるものがなかなかないので、毎年いろいろ変えて試しています。今年は看護学校3つで(!?)教えるので、2種類の教科書を考えています。 カウンセリング練習帳―人間関係システム視点作者: 水野修次郎出版社/…

カウンセリングの基本中の基本

そういえばまだこれについてまとめていなかったなと思うので、自分のためにも一度整理してみたいと思います。 心理療法入門―初心者のためのガイド作者: J.S.ザロ,D.J.ネーデルマン,R.バラック,I.S.ドレイブラット,森野礼一,倉光修出版社/メーカー: 誠信書房…

臨床心理士の資格をもつ重み

研修会で大塚先生のお話をおうかがいする機会がありました。 臨床心理士資格認定協会の先生方をはじめ多くの先生方が、臨床心理士という資格をいかにつくってこられたか、いかに守っておられるか、そしてこれからの臨床心理士たちが誇りを持って、その仕事を…

臨床心理士試験

後輩から聞きました。 今年の試験は難しかったようですね! 私が受けた年も平均点がほぼ最低という難しい問題続出の年でした。今年もどうやら、問題の転換期に当たったようですね。問題の傾向ががらりとかわって、一問一答式の組み合わせだったのが、長文問…

英ゼミ効果

(わかる人にはわかるぼかし写真。英ゼミのみんなと先生) つい最近、私の愛する後輩たちに「ブログを見ろ〜いや、見るな〜」とアンビバレントなメッセージを送ったから、というわけではないんだけど、ちょっと大学院の「英ゼミ」について書いてみようと思う…

 失敗から学ぶ

カウンセリングは華やかな仕事でもなく、脚光をあびる仕事でもない。 地味で、コツコツとした努力と積み重ねが必要で、苦しくも険しい作業だ。 それでも、山登りのように、あるいは遠泳のように、 苦しいだけではない何かがある。 それをクライエントととも…