やっぱりエンターテーナー! 東野さん新刊 :湊さんの『告白』にオドロキ


聖女の救済

聖女の救済

いや〜。すっごくおもしろかった! 手が止まらなくて、風呂の中、ドライヤーかけつつ、化粧水つけたりお手入れしつつ読みました〜。読み終わるまではしごとする気になれないので要注意です。とくにドラマをみてからは、湯川教授が福山として、薫刑事が柴崎コウとしてイメージされるのでなおさらおもしろいです。脳内ドラマ放映デスヨ! 楽しかった☆ 田舎だとちゃんと図書館で借りられるので幸せ〜。


ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

こっちは短編集。ショートドラマとして楽しみました。でもやっぱり長い方がいいなあ。



告白

告白

す、すごい。
なんか哀しいいじめ自殺のルポかな〜なんて気持ちで読んだら大間違い! これは純然たるミステリーですね! ブルブルブル。怖い。でもイマドキの中学生の未熟さと傲慢さと脆弱さと自己愛の強さがなんだかすごくよく書けているように思えて、この人は本当に先生なのでは・・・と思わされました。この未成熟さによる傲慢さを裁こうとするとき、「ここまでしないと伝わらない」とする先生の気持ちにはなんだか共感の方向へひっぱりこまれてしまう力強さがこの小説にはありますね。いやあ、すごいミステリーだ。