1週間南の島に行くなら・・・どの本を持っていくべきか?


そうです!!
南の島に行きます!!1週間。
いろいろとがんばりました。


自己管理と心の健康維持とリフレッシュと臨床能力維持向上のため・・・(合理化ぎみ?)がんばって行ってきます☆


さて、そこで迷っています。どんな本を持って行ったらいいかな?たとえばバリ島だとして・・・。


☆テーマ1:スピリチュアルに!☆

ピエドラ川のほとりで私は泣いた (角川文庫)

ピエドラ川のほとりで私は泣いた (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

魂と向き合う旅、幸福へと辿り着く道、人生の秘密・・・
最近この作家のものを読んでいないので、文庫になったことだし、南の島で海の音を聞きながら読むにはいいんじゃないかなと思っています。
アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)』はすごくよかったなあ・・・。


☆テーマ2:内面にもぐりこむ☆

坑夫 (新潮文庫)

坑夫 (新潮文庫)

彼岸過迄 (新潮文庫)

彼岸過迄 (新潮文庫)

私がほぼ読破している古典的作家はこの夏目漱石ヘルマン・ヘッセぐらいです。ううん・・・ちょっとうつっぽい作家が好きなのかしら?
まあ、とにかく、南の島で『坑夫 (新潮文庫)』って、なんだか逆なようだけど、逆にしっかりともぐりこめそうな気がしています。また、異国で美しい日本語を読むのは、とてもぜいたくですよね。


☆テーマ3:いろいろ取り揃える、あるいは旅つながり☆異国で、やっぱり同じ系統の本ばかりだと、飽きちゃったら困ります。ですからバラエティが肝心です。今こんなのを並べて迷っています。

夜の回帰線〈上〉 (新潮文庫)

夜の回帰線〈上〉 (新潮文庫)

異国で読む、少数民族の呪術にまつわるサスペンス!ぞくぞくしそうです。


偶然の音楽 (新潮文庫)

偶然の音楽 (新潮文庫)

『理不尽な衝撃と虚脱感に満ちた物語』って旅先で読むものではないかしら・・・?


流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

神はサイコロを振らない (中公文庫)

神はサイコロを振らない (中公文庫)

飛行機が不安になるかな・・・。

脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

ちょっとお勉強的エッセイも。

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

本物が読みたくなったら困るから、これはダメかな。


ああ、迷う・・・。
お勧めがあったらぜひ教えてください。


こういう感じのを、本当は持って行きたいんデス・・・。


薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

これを最初に読んだときに戻りたいくらい、素敵な読書体験でした。
私はこの本に収録されている『六角形の小部屋』がすごくすごく好きで、頭の中にしっかりとイメージが根付いていしまっているくらいです。風の音さえする。


沈黙博物館 (ちくま文庫)

沈黙博物館 (ちくま文庫)

これもたんたんとして静かな物語です。なぜか『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)』をひっそりと思い出します。


ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

これも心の中にがっしりとイメージを植えつける本です。ふと気づくと、ペンギンがぺたぺたと歩き出し、憂鬱そうな顔をしています。こんな本が書けたらいいなあって思います。


そうですね、読み始めたとたんに、違う空気が流れ、違う温度を感じ、外界の音が聞こえなくなって、別の世界に飛び込むような、そういうどっしりとした存在感のある物語っていうのは素晴らしいものです。ナルニア国へ続くクローゼットの扉のような本に、たくさん出会いたいですね!