すごもりと春の雑誌、おしゃれの効用についての考察


春休みになって、学校系のお仕事がないので、風邪をひきながらのんびり部屋ごもりしています。


春っていうと、雑誌をやけに買いたくなりますね。
3冊くらい分厚いのを買ってきて、もさもさとむさぼり読みました。


春っていいですね。
お洋服も小物も素敵だし、おしゃれをするというのは、生きる喜びのひとつですね。


そういえば、認知症の予防においても「おしゃれをする」という行為は効果があるそうです。
(金子先生のご講演より )
 参考文献:

生き方のツケがボケに出る (角川文庫)

生き方のツケがボケに出る (角川文庫)


お化粧も心理的にポジティブな効果をもたらすことが多くの研究によってしめされていますね。


「おしゃれをする」というのは、お化粧からさらにもう一歩進んだ複雑な認知的、情緒的作業をともなうものであるように思います。

  1. 自分の好きな色や形を認識する。
  2. 自分が「今」ほしいものを判別する。
  3. 手持ちのワードローブをイメージして、今ほしいものがどのように応用可能であるかシュミレーションする。
  4. いろいろな着こなしが、他者にどのような印象を与えるか想像する。
  5. 他者にどのようなイメージを与えたいかという点から、改めて取捨選択を行う。
  6. 自分の経済的な事情を考慮し、購買行為の是非について検討する。


このような認知的情緒的作業が高度に行われることによって「おしゃれ」は成り立ちます。こう考えてみると、おしゃれな人っていうのはけっこう頭のいい人っていうことになりますね。


「知能」にはいろいろな面があるわけですから、上記の能力に秀でていたり、そういう能力を伸ばそうと努力してきた人において、「おしゃれ知性」は向上して行くものなのでしょうね。


そして、認知症を予防するような、脳の使い方のバランスを保つ手段として、ゲームや絵画、音楽、愛すること、楽しく会話することなどと並んで、おしゃれをするという行為がオススメなのでしょう。なぜなら、ここであげたような部分は、「仕事優先」社会においては、けっこう労力や時間を削減されがちであるからなんですね。


春ですから、素敵な色のお洋服をぜひ1枚買って、素敵な気持ちになりたいですね。