ドリームワークとフォーカシング
夢についてリクエストをいただいたのですが、実のところワタクシ、ユングの夢分析については本当に不勉強です・・・。
けれども、心身医学会などで岸本先生が一生懸命紹介されているボスナック先生のドリームワークは素晴らしいものだと思います。
「夢」を題材として、そのとき感じたこと、その感じたことの続きをクライエントとともにワークしていくのです。ゆっくりと語らい、その「感じ」についてどこまでも共感しながら、ともに苦痛を乗り越えていく。そのように夢の過程をワークとして味わい、気づいていくことで、心理療法を行っていくのですね。その感じはフォーカシングにも通じるものがあるようでした。
「夢」を分析することそのものよりも、その夢をどのように感じているかと語り合い、主体的体験として構成しなおしていくということをカウンセラーとともに行うとき、そこにはやはり深い心理療法過程がうまれるのでしょう。
こちらは、その関連本としておすすめです。
私は個人的には特にフォーカシングのエッセンスが心理療法に必要不可欠だと思っていますので、ついでにおすすめ☆
- 作者: アーノルドミンデル,Arnold Mindell,藤見幸雄,青木聡
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 単行本
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- 作者: ロバートボスナック,岸本寛史,山愛美
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2004/09/14
- メディア: 単行本
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内容(「BOOK」データベースより)
本書は、ドリームワークの考案者であり実践者である臨床家ロバート・ボスナックによる本邦だけの論文・講演集である。夢は寝ている間に体験する出来事であるが、生きられた経験であり、昼間に体験する生活と同じく“リアル”なものである。ドリームワークは、ユング派の流れを汲む援助方法であるが、夢のイメージを持ち続け、さらにイメージの中に入り、内側から身体や五感を通して(=enbody)、再度、経験することで、夢そのものを真に体験することである。夢の持つリアリティに近づいていくことで、人生の意味を気づかせ、メンタルヘルスだけでなく、身体疾患からの回復さえも促う―それがドリームワークの真髄である。本書では、その方法論が詳述され、ドリームワークの実践者でもある訳者二人によって丁寧な解説が加えられた。
- 作者: アン・ワイザーコーネル,Ann Weiser Cornell,大沢美枝子,日笠摩子
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 1999/09/01
- メディア: 単行本
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フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本―クライエント中心療法を本当に役立てるために
- 作者: 近田輝行
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 2002/11/01
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- 作者: ユージンジェンドリン,池見陽,E. Gendlin,村瀬孝雄
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 1999/04
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