ナルニア国物語:ライオンと魔女
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/07/26
- メディア: DVD
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(の『ライオンと魔女』の映画化)
・・・ネグレクトされたきょうだいの・・・
葛藤と不満と寂しさをたがいにぶつけ合い憎みあっちゃって虐待しあってるくせに
4人みんなで自己万能感を満たすため展開された妄想的ストーリー・・・
・・・なんて、全然思ってナイから!! ホ、ホント!!
マジで!!!
ホントは感動して涙でちゃったから!!
あれね〜、兄、姉、弟、妹がね、最初ほんっとに上のきょうだいがひとつ下あるいはふたつ下をじゃんじゃんいじめているんです。もーこれ、親に虐待されているきょうだいはみんなやります。あるいは親がイライラしてあたりがちなところね。必ずきょうだいが下のきょうだいを虐待しています。
あーもうヤダ…って思ったところに、ワードローブの先の国の魔女。これはコワイ!弟君を誘惑しているときの心理操作のみごとなことったら!!世の女性は皆、見習わなくてはなりません。
「寒いでしょ。こっちへおいで」(自分と同じ毛皮でつつむ)
「何か飲む?」(飲ませる)
「食べ物は?」(好物を少しだけ食べさせる)
「あなたは王様になるのよ。よく似合っているわ。ステキよ。あなたは王にふさわしいわ」
「きょうだいも連れてきて。え?いや?ホラ…王は下僕が必要でしょ?」
「食べ物?もうダメ!!お城にきたらたくさーんあるわよ」
「じゃあ、あとでね。お城で待っているわ」(さっといさぎよく去る)
ここから学ぶ心理操作法
- 優しく接近する。
- 相手の求めているものを少量提供する。
- ほめる。他の人がかつて認めてくれなかったところを特にほめる。(こちらの要求を無意識下に送り込む。)
- その人がコンプレックスを感じている相手をさりげなくけなす。(こちらの要求を無意識下に送り込む。)
- 相手の求めているものをもっと欲しいと言われても、断る。
- こちらの要求をシンプルに提示し、去る。
ほほーう、メモメモ、と思っていたら、カッコイイ「アスラン」登場!!ライオンだけど惚れそうにかっこいい。あ、そのまえに、サンタさんが出てきて4人にアイテムをくれるのね。剣と盾と弓とナイフと「何でも傷を治す薬」…。それを持ってて、予言があって、まあそこそこがんばったからって、人間の子どもが4人もその国の王になるって…そして治め続けていくって話だから、これはもう万能感を満たすファンタジー感が出すぎているというか、無理のある感じがね。む、でも、戦争孤児になりかけてネグレクトされた子どもの夢っていう感じを意図的に出しているのかな…。
なんかけなしているように思われるかもしれませんが、そんなことを一方で思いながらも、ピュアtetoの方はばっちり感動して、4人の絆が結ばれたりして成長したりして、涙もけっこう「ううっ」って感じで流しちゃってましたよ?えーとだから、オススメです!!!