あれ? いつのまに7月!?


1ヶ月飛びましたね・・・。
思った以上に気力・体力・精神力を消耗したみたいです。
このごろやっと読書熱が復活してきて、よいものを読んだのでメモしておこうと思います。


きみはポラリス

きみはポラリス

短編集です。
好きなものと、嫌なもの(嫌な気分を思い出させるくらいリアル)とに別れます。でもうまいですよね。よいですね。でも、しをんさんの本で一番いいのはやっぱりコレですよね!!↓


まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒

この本は最高だったなあ〜。
あたたかく、楽しく、ちょっとハードボイルドで楽しかった。
直木賞とったんでしたっけ? うなづく素敵さです。


治療島

治療島

す、すごい!!
映画を見ているように2時間ノンストップで読みました。止まらないのよ。止められないのよ。
これがデビュー作とは驚きです。
精神科医が主人公で、娘が失踪して・・・
というストーリーで、「こうかな?」と推測したいんだけど、させてくれない展開がじゃんじゃん出てきます。推測したくて先を読む。またわからなくなる。この繰り返し。
精神科で勤務している私としても、「ああー、こういう・・・、ああー」とうならされました。この作者の次の作品はすでにドイツで発売されているようです。邦訳されるのが楽しみです。


空の境界 上 (講談社ノベルス)

空の境界 上 (講談社ノベルス)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

26ページで読むことを断念。
語り手がめぐるましく入れ替わり、誰だかわからないし、誰のことが語られているのかさっぱりわからない。読み手としての根性が足りないのか・・・。


シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

東京バンドワゴン

東京バンドワゴン

この2冊。素晴らしいです。梅雨で冷え切った体をあたためます。
緑の方が続編で最近出たところ。やっぱりいいですねー。
大家族で暮らしているところ、おばあちゃんの幽霊が見守りつつ語るところ、古本屋とカフェ。よいです。おすすめです。


夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

すごぉぉぉぉぉく面白かった!!!!!
★★★★★
最初は独特の語り口調にとまどったのですが、夢を見た後のような読後感、色彩豊かな文章・・・。2章目に入る頃にはもうトリコです。ファンです。
一人ひとりの登場人物が個性的で、面白くて、顔や声まで勝手に浮かんできてしまう。
味わい深くしゃれたセリフ。
本当に、すごく楽しい夢を見た後のようです。
直木賞の候補になっているようですが、ぜひとってほしい、いやとってほしくない・・・。この楽しさは、受賞とかそういうものを超えているよね。
ぜひ、皆さんに読んでほしいデス!