眠る前におすすめしたい村上春樹のエッセイ


走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること


不健全な魂を見つめて長編小説を書くために、健全な肉体をつくらんとして、自らの筋肉をなだめすかし叱咤激励し、過酷に酷使しながら走り続け、書き続けようとする作家のエッセイです。


村上春樹の文章は、選び抜かれ研ぎ澄まされた、巧みな職人によるものであるので、とくに彼の手によるエッセイは眠る前にすこーしずつ、なめるようにして読むのがふさわしいと私は思っています。毎日3〜5ページ読むと、職人技につつまれて、極上の眠りが訪れます。


これが文章のまずい作家の場合、ところどころの言葉づかいにひっかかって目が覚め、いいまわしのまずさに憤って目が覚め、展開のしょぼさに「えー」とがっかりして目が覚めます…。


そう、よい音楽と似ているのかもしれませんね。よい文章は脳をリラックスさせ、α派をだすのかも!


ほかにもおすすめな村上春樹のエッセイ
旅行記もステキだし、村上朝日堂のシリーズはほんとうにいいものです。よく眠れます。他は…まだ読んでいないかも。


遠い太鼓 (講談社文庫)

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辺境・近境 (新潮文庫)

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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

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やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

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村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

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村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

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村上朝日堂 はいほー! (新潮文庫)

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村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた (新潮文庫)

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