ほっとする上質エッセイ


あるようなないような (中公文庫)

あるようなないような (中公文庫)

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))

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此処 彼処 (ここ かしこ)

此処 彼処 (ここ かしこ)

さすが、お茶の水女子大学理学部生物学科卒! とうなりたくなるような、質の高いエッセイです。
これまで小説しか読んだことがなかったんだけれど、愛する親友のゆうこちゃんにおしえられ、読む。ありがとう! ラブ!


頭のよさとセンスのよさが絶妙に交じり合った文章がいっぱいにつまったエッセイです。角田光代のエッセイなども読んでみたけれど、私はもうだんぜん川上弘美エッセイ派です!(やはり、早稲田よりお茶大だよな、とニヤリとする。)


まず語彙がものすごく豊かで美しく適切。そして理系の論文のような客観性と論理性もほどよくブレンドされていて、主観に走りすぎることがない。これがもうすばらしい塩梅です。エッセイでそんなに何回も読み直せるレベルのものをわたしはあまりしらないのだけれど、この作者のエッセイはそういう良質のおいしさを失わないすごさをもっていると思います。


寝る前に! おふろで! 赤信号の合間に! エレベーターの中で! ほっと一息にとてもおすすめ。


まあでもおばかな自分を愛して受け入れたいときにはやっぱり三浦しをんエッセイだけれども〜。

ビロウな話で恐縮です日記

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人生激場 (新潮文庫)

人生激場 (新潮文庫)

極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)

極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)


そういえば、新刊の小説、林業に飛び込む青年の話、おもしろそうだな〜。

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常