夏休みの算数パズル
りょうすけ師匠(小学3年生)は、すでに夏休みの宿題ドリルを終えた。「3年生になると難しくなって、1日じゃ終わらんかった〜。くそ〜」と、いやみな秀才のようなセリフとともに。
そこで私は、彼がスケジュールとして決めた午前中2時間(6時から7時、8時から9時)の勉強時間のために、市販のドリルを2冊(算数と漢字)買ってきた。
…翌日に算数だけ終わった。「もう終わった〜。僕算数好きな〜ん」と再び天才君のイヤミみたいなことを言う。漢字ドリルをやれ、お前は!
しかし、漢字だけをやらせていると1人でえぐっえぐっと涙ぐみ始めるので、やはり気晴らしに算数ドリルは必要である。しかし、次々と算数ドリルを買い与えていては金がかかる。なおかつ、私がまるでスパルタ教育おやじのようではないか。
そこでわたしは考えた。こいつにとって簡単すぎず、なおかつ知能が上がり、おもしろいものならばよいのではないかと。
- 作者: 宮本哲也
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4ます×4ますの「数独」である。数独はもうアメリカにもイギリスにも「SUDOKU」として小さなコンビニでも小冊子が販売されている。すばらしい日本文化(?)である。9ます×9ますのやつに私も一時期はまって、もくもくとやっていたことがある。(無料でプレイしてみてください! 数独無料ゲーム:数独-2019年04月29日)りょうすけ師匠もこれならば、あっというまに一冊終わるようなことはあるまい。
与えてみた。1日で半分やりやがった。2日目は続きやりたさのあまり、プールを渋るほどであった。なんと! しかしこれは思うに、彼が数学の天才だからではなく、単純に「算数は楽しい」ことを知っているからである。小学1年生のときに、臨床心理士が(関係があるのかないのかはなぞであるが)、夏休みにほぼ毎日1時間かけて「足し算・数というものの概念」を彼にたたきこみまくった。「数」という抽象概念の理解は難解である。これが小学1年でできるかどうかが、最大の壁である。数の概念を理解しないままだと、算数はなにをやってもイマイチおもしろくないものである。
数の概念をしっかりと理解さえすれば、掛け算も割り算も分数も小数も大丈夫。そして彼は算数パズルの魅力にはまり、私はやはり出費がかさむのであった。
しかし、勉強しない子どもをお持ちのみなさん! 算数パズルはおすすめです!
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