村上春樹を好きになると,他の作家の本では満足できなくなる悲しみ
最近,あのすばらしい短編集
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 単行本
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でも本が薄くて,図書館の新館の棚にあったものだから,センチメンタルなタイトルにもかかわらず,つい借りてしまって,つい読みきってしまった。
- 作者: 浅倉卓弥
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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公認会計士の主人公は実感のない借り物のような毎日を生きていて,そんなとき中学時代に何度も隣の席になった女性と不思議なきっかけで再会する。ニコという名前の娼婦として。そして2人は失われてしまった過去の自分自身を惜しむかのように2人で共に暮らし始める。そしてもちろん,2人の日々は再び失われる。
しかし,朝倉さんの本,いろいろ「ううーん」とうなりながらも読了してしまった。この感覚は,好きな人がいながらも遠距離恋愛で頻繁に会えないがために,近くにいる「まあまあ」な男性と食事をして,面白くはあったけれど,なんだかもの悲しくなったという気持ちに似ている。はぁ。好きになればなるほど,「他の人ではだめになってしまう」というのは,果たして幸せなのだろうか・・・。要求水準が高くなってしまうことというのは,心が狭くなってしまうことでもあるなぁ・・・。
朝倉さんといえば,この本はすごくよかったです。今でも情景が頭に浮かんでくる。すばらしい小説でした。
- 作者: 浅倉卓弥
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 文庫
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