すきなひと、ほんともだち

私の愛するおともだち、ゆうこちゃん(Y子さんだったのに、めんどくさくなってとうとう名前に!)。私の大切な本友達でもあります。


本友達っていうのはいいものです。
よい本情報を交換したり、感想を伝え合ったり、相手の好みの傾向をつかみあったりします。そして、本友達のツボにhitしそうなものを見つけたら、さっそく教えてあげたりします。無数にある物語の中から、それぞれが『究極の一冊』にたくさん出会えるよう、支援しあい、励ましあっているのです!


・・・なんだかおおげさになりました。


とにかく、そんな本友達のゆうこちゃんから教えてもらったのが


袋小路の男

袋小路の男


です。
その中の『アーリオ・オーリオ』という呪文料理的タイトルのものが、ゆうこちゃんのツボにヒットし、私の方のツボには、タイトルにもなっている『袋小路の男』がヒットしました。


最近、同じように見える作家が多い中で、この人はとくに、自分と相手の関係をとてもうまく書きます。感情に流されすぎず、冷静になりすぎず、描写が細かすぎず、距離をとり過ぎることなく、距離が近すぎることなく。ほんとうにうまい。いや、うまいなんていうのも、おこがましいんですけど、文章の過不足がないんです。露悪的になりすぎずに、読者を不快にさせずに、心の嫌なところをすごくきちんと書ける数少ない作家の一人だと思います。


おととい、図書館で2冊発見しました。

スモールトーク

スモールトーク

イッツ・オンリー・トーク

イッツ・オンリー・トーク

『スモールトーク』を今読んでいます。
別れた男と、ドライブする話です。
やっぱり、表現がきっちりと足りている。多すぎない。
風景も出てくるのですが、その風景とそれによってひきおこされる気持ちが、ぴったりの量の文章のなかから、作者にじゃまされることなく伝わってきます。



この本は、とくに仕事柄としても興味あるところで、読むのを楽しみにしています。いま図書館で順番待ちをしているところ。
タイトルがみもふたもなくって、いいですね。

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ



連休だし、きれいにそうじした部屋で、ゆっくり本を読むのって至福ですね。幸せに至ってしまうね。
秋になって、空気もきもちよくて、窓を全開にする。
シーツやカバーを洗濯して、そのうえでごろんをころがって、ふくふくと読む。
ああ・・・もぅ・・・筆舌に尽くしがたい。


そんな連休、今日からまたしても小旅行に行ってきます☆
素敵な秋とたっぷりの本を満喫しマス!
みんさんもよい連休を〜。ジュテ〜ム〜☆☆