捨てまくりの術
ワイン用のぶどうの収穫風景です。
今年もいいワインになりそうですね。
色づきもいいし、糖度もけっこう高いみたいです。
ところでまだちょっと落ち込んでいます。
秋だから・・・
ブタクサでるから・・・
鼻がもじゃもじゃ、目がくしゃくしゃするから・・・
気分ももじゃもじゃしているから・・・
そこで!
今日は午前中の講義のお仕事がお休みなので、「捨てまくり作戦」を決行しました!!
それはどのような作戦か?以下に解説しよう。
- 家の中の一角に目を付ける。(押入れの一角、引き出しの一角、玄関脇、本棚などなど)
- 大きなゴミ袋を2つ用意する。大きな箱もひとつあるとよい。(燃えるもの、燃えないもの、その他は地域指定に従うこと。)
- じゃんじゃん捨てる!
- 振り返らない!
- 悩まない!
- 一度捨てたものは袋から取り出さない!
- 半年以上触っていないものは、3秒以内に考えて捨てる!
- 1年以上触っていないものは、有無を言わさず捨てる!
- どうしても決断できないものは箱に入れる。(できればそのまま箱のふたを閉め、中を見ないで捨てるのが望ましい。たぶんいらないもの。)
さあ、すっきりしましたか?
心の中にも同じように、悩み事の種ごみが累積しています。これを分別して捨てることはなかなかできません。けれど、形而上的に分別して捨てることは可能です。イメージ法ですね。
このように、部屋のごみをじゃんじゃかすてることで、
「ああ、こんなにいらないものあったんだなあ。すっきりしたぁ〜」「ぜーんぶ、捨ててもよかったんだなあ」
という感覚を得られます。
そしてそれは、無意識のうちに、心の中のごみに対しても適用されるのではないかと私は考えます。
ある程度の年になってくると(たぶん30代から)、ものを選んで手に入れる技術よりも
- いかに新しいものを得ず
- すでにあるものをいかに有効に使い
- 自分にあったとき、適した場所におき
- いかに質よく維持し
- いかに捨てるポイントを見極め
- どれだけきちんと決断して捨てられるか
- いかに捨てたものに執着しないか
- いかに捨てるべきものにしがみつかないか
という技術が、すべてにおいて大切です。
人間関係も、悩みも、自己嫌悪も、仕事も、もちものも・・・
人は、20代まではいかに得るか、というのが課題だったので、がむしゃらにやってきました。30代を過ぎると、同じように生きるのはやはり苦しいんですね。ごみだっていっぱい溜まります。もう、捨ててもいいんです。これ以上得ようとして焦らなくていいんです。そこにしあわせがあるのではないか。私はそう思います。