面接試験でみられるものは?


帰ってきたとたん、仕事に行きました。
週末モードがなかなか抜けずにぼんやりしていました。そしたら、職場の後輩が「2次試験どうしましょう〜〜」と不安げな顔でやってきました。


(☆ー☆)キラーン
先輩魂発動です。


ソウデスネ、面接試験コワイですよね。
何を聞かれるのかはいいとしても、いったい何をチェックポイントとしているのかについて怪情報がでまわっており、みなさん不安なようですね。


先輩として、経験者として、何かしてあげたいデスヨ。
役に立つように・・・願いながら書いてみます。


【面接試験において留意するべき大切なこと】


1.まず外見。
 清楚で、堅実で、清潔感があり、社会人としておかしくないこと。へんな偏見・印象を与えるものではないこと。マニキュア・過度なマスカラ・過度な化粧・華美な服装・華美な髪型・アクセサリーは止めましょう!!とにかく清潔感のある地味なスタイルを。個性を押し出す必要はありません。例えばクライエントに対するように、過度な印象を与えない服装と髪形と化粧を心がけましょう。きちんとした革靴もね。一歩外に出たら、忘れられてしまうくらいの外見が望ましいのではないかと思います。


2.社会人としての基本
 ノック、挨拶、敬語、時間を守ることなど・・・言うまでもないですが、守りましょう。


3.対人関係能力の基本
 聞かれていることを理解する・緊張しすぎない・適切な量と内容の答えを述べること。


4.パーソナリティの最低限の健全さ 
 やはり仕事を行うに際して、本人にとってもクライエントにとっても苦痛ではないことが大切です。あなたにとってこの仕事は、人と話すことは、抱負について語ることは苦痛すぎないか、面接での対人状況的負荷に耐えられるか、緊張をきちんと緩和できるか、初対面の人に対してあたたかな印象をあたえられるような配慮ができるか、自己中心的な話し方・話の内容にならないかなど、臨床心理士として資格を得て仕事をするにあたって、本人とクライエントに必要なパーソナリティの力を査定されるのではないかと考えます。


5.カウンセラーとしての非言語的コミュニケーションへの配慮
 声のトーンはゆっくり、声は低く、ピッチは速すぎず、姿勢は開かれており、視線をやわらかくあわせ、相手に関心を持ったあたたかな表情を!! 面接官はクライエントである というくらいに、気をつけて聞き、話しましょう。


その他・・・
6.臨床心理士として研鑽し勉強し続けるための動機づけ、やる気のチェック 
 そんなにむくわれないけど・・・ずっと勉強し続ける必要のある仕事です。やっぱりやる気がないと難しいよね、ということで。


7.これまでどのように勉強してきたか。学習スキルのチェック 
 読むべき本を読んでいるか、師と呼べる存在がいるか、いない場合はそれをどのように補う努力をしているかなど。自己研鑽のためのスキルをちゃんと身につけているかがポイント。


8.きちんとした生身の臨床心理士でモデルとなる存在がいるか。
 本だけから勉強していないか、頭でっかちではないか、テキストどおりにしようとしすぎないかなどのチェックとして。


9.病理学・病理と治療の基礎理論、古典的理論をちゃんと勉強したか。


10.心理臨床の基礎の大原則の基本なんだかくどい・・・)をきちんとわかっているか。
 もう臨床をやっている人は特に大切ですよね。治療契約の仕方、見立て、治療方針、自分の心理療法過程の振り返り、逆転移・システムへの巻き込まれなどの自己チェックの仕方、終結の仕方、リファーの心得、倫理問題への配慮など・・・


11.自分が未熟であることを自覚しているか、何ができないかわかっているか、何を身に着けていくべきかを自覚しているか。



このあたりを考えてみましたが、いかがでしょうか。
私としては特に緊張で抜けがちな1番と5番を強調したいと思います。特に5番は、実際に私が面接試験でもっとも強く心がけたことです。そしてもし私が試験官なら、1・4・5・10・11かなあ、しっかり見ようと思うのは。


もちろん私はマダ未熟な心理士ですので、もっと熟練された先生方がチェックされるポイントとは異なるだろうと思います。それでも、過去に合格した身として、私が気をつけたことをお伝えするのは悪いことではないだろうと思います。


これに限らず、それぞれ気をつけて、頑張ってくださいね☆
もっている力を「緊張と不安」のあまり見せられなかったということがないよう、十分に準備するように!そして、リハーサルも何度もしてくださいね。


みなさんもこの場でよかったら、ぜひそれぞれのご意見や経験談を伝えてあげてください!