きみどりのほんに関する考察
のんびりとベッドにころがって、ある本を読んでいました。
くすくすと笑っていると、妹がやってきて言いました。
「へんないきもの?」
確かに、きみどりの表紙の本でした。
でもね・・・
せっかくの春休みの昼下がりに、既読の「へんないきもの」をみつめてくすくすわらっている独身女性って・・・どうかなって・・・思うわけです・・・。
「違うわよっ!」
と声高に抗議して、ふと気づいたのですが、今私の部屋にはおんなじ色のきみどりの本が4冊ありました!!
あまりに似ているので写真を撮りました。
表紙の色以外のこれらの作品の共通点は謎である。
(実際に読んでいた本)
紙の具合で色が薄めに写っているけど、もっときみどり。
- 作者: P.G.ウッドハウス,岩永正勝,小山太一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/05/27
- メディア: 単行本
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さらに考察してみた。緑色系統のほかの本はどうであろうか?
緑あるいはうすい緑の本は7冊あって、すべて心理学の本であった。(背表紙のみ緑色のもの、表紙の一部のみ緑色のものを除く。)
- 作者: 松木邦裕
- 出版社/メーカー: 岩崎学術出版社
- 発売日: 1996/03/15
- メディア: 単行本
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- 作者: アン・ウィルソンシェフ,Anne Wilson Schaef,高畠克子
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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考えられる仮説として以下のものがあげられる。
1.筆者が、カエルを好むような個人的な色の好みとして、きみどりあるいは緑の本を好んで買ってしまう。
2.所持している本の中で、きみどりあるいは緑の本の相対的な割合はその他の色の本と変わらないのだが、奇抜な色なのでめだってしまう。
3.装丁者が、しかるべき内容にあわせてそのような色を選んでおり、そのしかるべき内容が筆者の好みと一致している。
4.装丁者が、ぱっとめだってよく売れるようにそのような色を選んでおり、筆者はそのような色彩心理学的な操作によって、購買意欲を高められて購入に至ってしまっている。
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(仮説の検証を試みているところ)
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相互関係や因果関係が特定不能であり、これらの仮説の検証は困難であると結論付けられた。あるいは、他の人々の「きみどりの本」所持傾向を調査することで、更なる研究の方向性が明らかになるものと思われる。