4月の憂うつ、あるいはジーヴズ的カウンセラー


4月です!
春です!
会費納入です!学会・・・臨床心理士会・・・地方のいろいろな・・・
そして国民年金国民健康保険と住民税です!(一括払いの場合)
非常勤にはちょっとイタイ季節ですね☆
チョキン・・・ソウ・・・貯金して年間計画を立てておかないとマズイデスヨ・・・


まあとにかく、春になると体を動かすのも楽しいですね。
このごろは、インストラクターが素敵なので、ヨガじゃなくってボクササイズのクラスにばっかりでています☆


やはり、このようなトキメキがあってこそ、いろいろなものが活性化されて、抗うつ効果が出るのですね。ヨ○様効果のようですね!なんだか腰痛やら更年期障害まで「治った!」と声高に叫ぶ熟年女性が多くいらっしゃるとか。いいですね。こういった抗うつ剤が人生の中にたくさんあるといいんですね〜。



「とにかく関係性ありき」



ボクササイズにおいても然り。
抗うつ剤の効用においても然り。
いわんや心理療法においてをや!


このごろあのきみどり色の本を読んでいて思うのですが(注:しつこいけれど『へんないきもの』ではない)、心理療法家はジーヴズのようでなくてはならないのではないか?


有能で従順な執事のように、主人(クライエント)を尊敬する恭しい口ぶりを忘れず、主人の面目を立て、その力を信じているように常にふるまい、「きっと力になってくれる」という全幅の信頼を受けながら、事態は好転するという楽観と希望を与え、うまくいかないことは主人を決して傷つけないやり方で処理し、まずいこと(とんちんかんな色合いの靴下のような)は主人が自分で決断して捨てられるように密やかに取り計らう。


【しつこく出てくるけど、つまりはこの頃そうとうに気に入っている】


ジーヴズのようなカウンセラーこそが、関係性を含めた心理療法の基礎的な有効要因を満たす役割像なのではないだろうか?(参考文献:『心理療法・その基礎なるもの―混迷から抜け出すための有効要因』)


ジーヴズのサポートを得た主人は、自分たちのプライドはいささかも傷つけられることなく、いつしか彼を信頼し、彼の力を取り入れて、自信を持って、困難と思われた問題に取り組んでいくのである。


将来的には、病院のようにクライエントが「患者」としての役割をもたざるを得ないところではなく、一個人あるいは何人かの職業的パートナーとともに開業し、ホテルの一室のような心地よい部屋で、この上なく有能で、この上なくうやうやしい執事的なカウンセラーになってみたいものだ。



「さようでございます。


あなた様はみごとこの難題を解決する力をお持ちでございます。


ただ、僭越ながら、わたくしが付け加えさせていただきますならば・・・


このような点を、あなた様のお力をもってして、


少々このような点からご検討されましたならば、


さらなる満足感を持って、本件を振り返ることができるかと存じ上げます」