だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/03/28
- メディア: 単行本
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「あんたにとって、チワワは義務だったでしょ」
大量のテッシュをもらった行天が、追いついてきて再び横に並んだ。「でも、あのコロンビア人にとっては違う。チワワは希望だ」
行天は片手でポケットティッシュを開け、鼻をかもうとした。多田は道具を持ってやった。しばらくお互いに黙った。
南口ロータリーを抜けたところで、行天は静かに言った。
「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ」
2つ目の話まで読みました。
むむ、これはおもしろい。池袋ウエストゲートパークのような趣がありながら、ちょっとしっとりとしつつ、ハードボイルド風味な!?
うー、おもしろい。そろそろ夜間外来のため出勤する準備をしないといけないのにー。
なんだか最近本ばかり読んでる。
時間があって、図書館での「当たり」も多くて、ささやかにしあわせ。