LD・ADHD 「ゼロからスタート」さんよりリクエスト☆
リクエストありがとう☆
コメントとっても嬉しいです。
いろんな方が読んでくださっているのだなあと思うと、力がわきます!
さて、今日のお便りは・・・
「LDやADHDのような症状のために学級崩壊しているっぽい」というお悩みのお友達を援助してあげたいという悩みですね。
ええと、まず本からご紹介しますね。
- 作者: 国立特殊教育総合研究所
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
軽度発達障害の心理アセスメント―WISC‐IIIの上手な利用と事例
- 作者: 上野一彦,服部美佳子,海津亜希子
- 出版社/メーカー: 日本文化科学社
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
ただ、学級崩壊を引き起こすようなADHD傾向の男子は、両親の虐待あるいは過度の厳しいしつけのためである場合もあります。私が担当したケースでは、最も目立った2例の小4男子は、父親がすぐ怒鳴り、暴力的にしつける、母親はヒステリックに怒鳴りながらしつけるという傾向がありました。家では怖くて、自己表現できず萎縮していたんですね。それで、「学校が家」みたいになってリラックスしてはしゃいでいることがあります。
そんなケースを知るためにこちらがおすすめ
- 作者: 明橋大二
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 119回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
- 作者: 明橋大二,太田知子
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2006/04/12
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
さらに付け加えると、「育てにくい子ども」の保護者はこれまで非常に苦労されています。また学校から何度も注意の電話を受けています。その結果、子どもに対して非常に神経質に強く叱りつけるようになっていることが多いように感じます。悪循環なんですね・・・。それが逆効果となって、本人の学校で適応する力を阻害している場合もあります。
つまり、ひとりひとりのケースワークと保護者との関わりが大切になってくるんですね。保護者との話の中から発達障害か、あるいは他の身体疾患か精神疾患か、あるいは保護者との関わりと本人の資質との相互作用か、もしかしてクラスの中での相互作用か、じっくりと見極めて、その個人に適切なサポートを行うことが大切です。
のび太・ジャイアン症候群―いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった
- 作者: 司馬理英子
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 142回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
わかりやすいし、学校の先生や保護者にも取りくみやすいと思います。
アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳 (講談社+α新書)
- 作者: 榊原洋一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/19
- メディア: 新書
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
LD・ADHD・自閉症・アスペルガー症候群「気がかりな子」の理解と援助
- 作者: 「児童心理」編集委員会
- 出版社/メーカー: 金子書房
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
こんなサポートがあれば!―LD、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症の人たち自身の声
- 作者: 梅永雄二
- 出版社/メーカー: エンパワメント研究所
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
最近は学校で特別支援法も施行されて予算も組まれているので、関連本がたくさん出始めました。本屋でそのようなコーナーに行くと新しい本がたくさん出ていますね。
けれども、やはりやはり大切なのは、その子どもののことをじっくりと見るということです。そしてご家庭の様子もじっくりみるということです。両親と話し合い、本人と話し合うこと。それによってしか、本当の支援のための「工夫」は見つかりません。学級崩壊のための一番の近道は
じっくりと時間と手間をかけた遠回り
です。
ただ、たいていの担任の先生は雑務が多すぎてそうやってひとりひとりに手間をかける時間がないんですよね。そのために小学校にスクールカウンセラーがいるとすごくいいのですが、なかなか配置されていませんよね。中学校優先なので・・・。
そういうときは、じゃんじゃんいろんな人材や期間を利用してください。とくに公立機関は無料なので、本当にすばらしいです☆ ・・・ただ、橋渡しをしたり、保護者に説明して納得していただいてそういう機関と連携していくのも、スクールカウンセラーがいるとやりやすいんですね。
うまーく保護者を説得し、信頼関係を築き、本人のベストを追求していくための工夫を惜しまない
というのがスクールカウンセラーの役目のひとつですから!
ん〜なんだかいろいろまじってしまいましたが、お便り(実は昨日のコメント)の答えになっているのでしょうか?もしよかったら、またいろいろとお便りくださいね☆