虐待の要因は・・・


保育の専門学校の授業で虐待に関してグループディスカッションをさせている。


1.保育園で、虐待の形はどのように子どもの言動や外見に表れるか。
2.虐待に結びつくような要因として考えられるものをすべてあげなさい。
3.保育士として、虐待を防止するためにどのようなことができるか。


といったようなことをグループで話し合ってもらう。すると、2番目がほとんどあがってこない。18,19歳の女の子たちには、「虐待」という言葉は遠いお山のむこうにあるものらしい。その回答といえば、「ストレス」「職場でのつかれ」「自分がこども」「夫が非協力的」・・・


・・・



ええっ!?って思いました・・・。



心理士たるもの、虐待の加害者被害者ともにケースとして関わることが多々あります。そんな中で、「虐待に結びつく要因」となると、100ぐらいあげられます。

人によって、要因は様々ですが、聞けば聞くほど、「そんなに辛いことが重なっていたら、イライラして、子どもにあたってしまっても仕方ないかもしれない。私でも、それだけ追い詰められたら虐待してしまうだろうなあ」と共感してしまうような大変な環境の方が多いように感じます。


でも、いくら待っても現実的なイメージのわいてこない彼女たちの抽象的な回答を聞いていて思いました・・・。




虐待に結びつく要因が、




全然わかんないし




全然現実感を伴ってこないという




乙女にもどってみたい!!!って・・・。




もう戻れないのね(T0T)