ゲシュタルトと哲学と仏教なオススメBOOK


ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある ブッタとシッタカブッタ〈2〉そのまんまでいいよ ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ


何気なく図書館で見つけた本です。
なかなかよい!
マンガがブタさんでかわいいし、なにげにふか〜い味わいがある。
文藝春秋漫画賞を取ったということですが、なるほどと実感します。

言葉だけだと、なんだかうすい感じですが、この方のブタさんのイラストと合わせることで、非常に深い気づきを与えてくれるでしょう・・・。

「心は張り子のブタ」  『ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ』 (p151)


心はいろんな知識を動員して
答えを出してくる

「あの恋は本当の愛ではなかった」
「ボクっておくびょうだ」
「牡牛座ってのんびりした性格だね」

心なんて 
生きているうちに自分にぺたぺたはりついた
知識とか感性というやつ

張り子のような心が
知識を使って
愛とは 人生とは 自分とは 悩みとは…と
すぐ答えを出してくる

それは
とりあえずの安心にすぎない

「“そのまんまの自分”に気づく」   『ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ』(p175)


自分に対してこうしたいとかこうあるべきとか
何も決めないでいてごらんよ

自分に対して何も決めないということも
決めないでいてごらんよ

そうして自分が何者でもない状態に気づくと
それが“そのまんま”さ


人生に意味がないということは
あらゆる意味を持っているということ
意味がないことを知ったら
意味をプレゼントすればいい
いつでも意味がないことを知っているから大丈夫
意味がないことを体で覚えないと
自分でつくった意味にふりまわされる

 『ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ』(p187)


私はこの本、お風呂で読みました。
ほんわ〜りとしました☆
マンガって、抵抗を減らしてメッセージを伝えるすんごぃツールですよね。