カリフォルニアをめぐる冒険5、語学力

ビーチでお散歩



だんだん耳と口(というか脳みそ)が「アメリカにいるんだぜ」と思い始めてくれて、英語になれてきました。こうなってくるともう日本語の小説を読む気にならず、ばりばりと洋書のペーパーバックと来週の学会のための本を読んでいます。不思議なんだけどねー。日本語を読むのがわずらわしくなるというか、どこかでスイッチがかちゃんと切り替わった感じです。


コーヒーショップに入るのもおっくうだったのに、今ではすいすいっと入って「ホワイトチョコレートドリームラテ、イン ミィーディアムサイズ、うぃず ウィップドクリーム、トゥーゴー、プリーズ」と早口でまくしたてられます。(ここまで言わないといちいち聞かれる)


お店に入っても、「いずえヴりすぃんぐおーけー?」って聞かれてびくぅっ!!ってなっていたのに、いまや「ちょっとこれ買うまで預かっててもらえる?あ、これ小さいサイズある?」とかじゃんじゃん聞いております。レジでもこちらから「これすっごいかわいいですねー」「そうなのよーニューヨークからしいれているのよー、あらあなたのお財布素敵ねー」なんて会話しちゃったりして。


昨日までほんとーにびくっびくっとしていたんだけれども、どうしちゃったのかしら、私の脳みそ?友達と一緒に過ごしてリラックスしたら、やっと語学スイッチが切り替わったみたいだわ。やはり気持ちの問題なのねー。日本にいたって母国語でさえ、やっぱりリラックスしてその環境に安心していないとしゃべれなくなるもんね。同じなのです。「英語ができるか」ではなく、「アメリカという異国でリラックスできるか」というのが、英語を話せるかどうかに関わってくるのです。


さて、では今日もカリフォルニア観察日記、いってみましょう!!


1.カリフォルニアのバスはクソだぜ!(こちらのスラング風にいってみよう!「アメリカンバス・サックス!!」吐き捨てる感じで!!)


 どのようにクソかというと、まあそこまでひどくもないけども、小銭しか使えないのよ。それでもって、こっちの小銭はでかくてぶあつくて重いのよ。クォーター(25セント)玉しか使えないっぽいんだよね。日本で言うと、50円玉しか使えないということだ。わかるかな?バスに乗る。お金を投入する。50円玉を5枚入れる。(5枚だぜ、5枚!!)座る。


 さて、では50円玉がなくてお札があった場合はどうだろうか?今日は1ドル札を出そうとしてみた。どうみても日本のバスのようにお札をするするっといれるスマートな箇所が見当たらない。運転手にひらひらと1ドル札をふって見せて、「これどうすんのさ?」と聞いてみた。


「あー、誰か乗客に聞いてくんない?両替できる人いないかって」


・・・えー、そ、そりゃないんじゃない??ひどいよー。


しかたなくざらざらとクォーター玉をかき集めて払った。運転手は「なによ、あったじゃないのよ」みたいな顔をしてフンって感じて発車した。そりゃあ、もっていたけれど、まさか1ドル25セントを5つの25セント玉で払うなんて日本人は誰も思わないよ。しかも両替機もない。アメリカ人はみんなじゃらじゃらクォーター玉もっているのか??重くないのか??


そういえば、公衆電話・サックス・トゥー!!(公衆電話もクソだぜ)
このようなクォーター玉を果てしなくじゃらじゃら入れるだけ。10数年前は国際電話をかけるとき、いちいち交換手を呼び出して、クレジットカードの番号を言って日本の番号にかけてもらっていたような。だってそんなにいっぱい小銭もってられないよー。


2.そういえば、やっぱりコンビニとか自販機はないよ。言っておくけど。でもまあ小さいスーパーマーケットみたいなのと、紙コップでジュースが出るようなやつはホテルとかにある。でも道端には自販機などないからね。コーヒーショップはやたらたくさんあるから、なかにはいって「カップチーノー、ミィーディアム、トゥーゴー」とかそんな感じでやらないといけないわけよ。でもアメリカのコーヒーショップのコーヒーはやっぱりすごぉぉくおいしい。水が違うのかなー。消費が激しいから豆が新鮮なのかなー。とにかくうまいよ。スターバックスも日本のより断然おいしい。紅茶がまずいところをみると、水かもしれないね。


3.消費税が7パーセントなのはきついよ、やっぱり。いっぱい買い物すると、「あれ、こんなに買ったっけ?」ってびっくりする。なんか思ったより高くなるんだよね。気をつけようね、私。


4.アバクロンビー&フィッチのお店に行った。すんごーくマッチョ&かわいい顔のお兄さん達が店員だった!!!なんとなく、日本で言うところの童顔&グラマーみたいな感じ・・・。お兄さん達・・・かざりの人形のようなかわいさ。ドキドキしちゃったけど、「きっと話したらあほなんだろうなー」なんて偏見をもたれてしまうところがかわいそう。でも、Tシャツやポロシャツをきていて、筋肉の感じがとても美しい。Tシャツも美しい。そうかアバクロの服はこのような体型で着るとよりカッコいいんだなって納得する。


5.友達に聞いたんだけれど、ダウンタウンを歩いている美しいお姉さん達の80%は「顔も体もにせものよー。このダウンタウンいっぱいのおっぱいに入っているシリコンで、ビルがひとつ建つわよー」とのこと。「あれも、あれも偽者よ。」と教えてくれた。そう思ってみると、「ひえーたくさんー」という感じ。不自然にどどーんと大きい。その違和感はやはり違和感として伝わってくる。「ナチュラルがいちばんよ」と友達夫婦はうなずきあっていた。うん、私もささやかな胸ながら同感。


6.飛行機に乗るときは、預けるかばんはひとる2つまで、それぞれ23キロ以下なら無料。むかしは32キロだったのにねー。23キロなんて、2,3週間滞在する人で向こうに知り合いがいてお土産を持っていきたい人ならあっというまです。私は32キロだと思っていて、余裕で化粧品やら本やらパソコンやら重たいお土産やらをつめこんでいたので、成田で飛行機に乗る前に荷物を少し手荷物へ移すはめになったよー・・・。せっかくかっこよくビジネスクラスの列に行ったのに恥ずかしかったわ。でも周りの人は見慣れているらしく、なんども荷物をチェックインしなおしてくれました。ほら、液体は機内持ち込み制限があるから、難しいのよ。かなり早めにいったのでチェックインしていたのはそのとき私だけだったからよかったです。


液体についてはかなり神経質になって、指示に従ったけど(ジップロックに入れる。50ml以下のボトルだけ。クリームも。)、けっこうアバウトな気もする。つまりは350ml以上のペットボトルをこっそり持ち込まなきゃいいって感じです。あとは飛行機に乗る直前に買えるしね。成田の免税店でけっこう液体の化粧品を買い込んでいったんだけど(機内の乾燥対策に)、アメリカで国内便に乗り換えるときなにも言われなかったわ・・・。ドキドキしたのに。


ただ、シャツワンピースを着ていたので、その下になんか隠せると思われたのか「このコートは脱いでもらわなくていいかな?」とチェックする若い男子が隣の人に聞いていました。「脱げるか、ばかやろう」と思いつつはらはらして見守っていたらやっと「それってシャツなの?コートなの?」と聞いてくれました。「もちろんシャツですよ。ほら」とちらっとすそをまくってみせたら通してくれました☆ もしこれで探知機がビーってなってたら脱がされたかも・・・。その下は黒いカットソーと黒いレギンスというきわめてキャッツ☆アイ的な服装だからまずかったわよ・・・。


今日はこのくらいにしますね。
おとといくらいに、数ヶ月ぶりに仕事先で軟禁状態にあるボーイフレンドから電話があったので、かなりダークサイドからジェダイの方にもどってきているTETOがお送りしました。