NANAにみる青年期の発達課題


そういえば今日はお休みで、お持ち帰りの仕事をしながらテレビを見ようとして、ついついWOWWOWでだらだらと2本立てを見てしまった!!
これ!

NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]

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NANA 2 Special Edition [DVD]

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はっきりいって、ハチの役は最初の宮崎あおいが抜群にいいです。かわいくて、弱いところがいっぱいあって、恋にすぐ頼って自力でがんばりきれないところがいっぱいあるという、等身大の女の子過ぎて、自己嫌悪しながら見てしまうけどにくめないハチ。そのハチと同居するのが中島美嘉演じるナナで、痛みをいっぱい知りながらプライドと勇気を持って、半分つよがって、がんばって生きている女性。


この2人がお互いをとても大切に思って、家族のような仲間となる、その過程になかなか涙させられた。
人間というのは、青年期の成長過程において、自らが選び出した仲間を大切にして、愛して、守ることで成長するのだなあということがしみじみと伝わってくる。
誰かを愛するという行為は、ほんとうに大切なものなんだなあ…。
この物語ではナナはハチをほんとうによく愛している。愛が少ない家庭で育った彼女は、きっと誰かを愛して守りたかったんだろうなあ。
反対に、ハチは愛情あふれる家庭で育っていて、だからこそ素直に愛されることができる女の子だった。だからこそ、このふたりは結びつきあったんだろうと思う。いい映画だと思います。