春の日差し

春の日差し



あたたかい


春の日差しのあたるところ


毎日しっかり確保して


お日様チャージする


なんのためにチャージしているのかが


一生のナゾ





そんな陽だまりに最適な連休読書

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

…僕のようなランナーにとってまず重要なことは、ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に走り抜けていくことだ。尽くすべき力は尽くした、耐えるべきは耐えたと、自分なりに納得することである。そこにある失敗や喜びから、具体的な−どんなに些細なことでもいいから、なるたけ具体的な−教訓を学び取っていくことである。そして時間をかけ歳月をかけ、そのようなレースをひとつずつ積み上げていって、最終的にどこか得心のいく場所に到達することである。あるいは、たとえわずかでもそれらしき場所に近接することだ(うん、おそらくこちらの方がより適切な表現だろう)。

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』文藝春秋 p232-233

素晴らしいエッセイ。エッセイ? そう軽く読んでいいものではないような気がする、マラソントライアスロンの練習をする作者の息づかいが聞こえてきそうな本。聞こえるのは自分の呼吸音だけというような静かな気持ちになる本。


冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

世間知らずだった町ネズミの冒険。がんばりやのガンバは仲間たちと出会い、本物の冒険へ。日本の作家による素晴らしいファンタジー。そうですね…ネズミたちのロード・オブ・ザ・リング [DVD]のような! 読んでいると自分もばっりちとネズミ気分になれます。
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)

ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)