GWに読む本


アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)

アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)

1Q84 BOOK 3の中で,天吾が生を閉じようとする昏睡状態の父親にむかって読む本の1つ。GWにこれ以上ぴったりの本はないと思います。アフリカの農園での暮らしが美しく静かにやさしくゆったりと語られます。アフリカ原住民の独特の価値観がすばらしい。自然と一体となって生きる姿が生のエネルギーをあたえてくれるし,その一方で死を静かに受け入れる(運命に決して抗わない)知恵も授けてくれます。文章をなぞっているだけでも穏やかな気持ちになれる本です。


その他,図書館から入手した本

地上の見知らぬ少年

地上の見知らぬ少年

螺旋

螺旋

白い花と鳥たちの祈り

白い花と鳥たちの祈り


わたしと妹がとても好きなファンタジー作家の本

ミラート年代記〈1〉古の民シリリム

ミラート年代記〈1〉古の民シリリム

ミラート年代記〈2〉タリンの秘密

ミラート年代記〈2〉タリンの秘密


この作家のほかの話もおすすめです。ミヒャエル・エンデモモ (岩波少年文庫(127))はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))はてしない物語 (下) (岩波少年文庫 (502))のような深みあるファンタジーです。小学生のときにミヒャエルエンデの本を読んだときはほんとうにとりこになったなぁ。完全なる別世界に連れて行ってくれながらも,成長させて現実世界にもどしてくれる感じ。エンデ作品はなかなか超えられないものだと思うけど,エンデに見出された作家のファンタジーもまたすばらしいです。

盗まれた記憶の博物館 (上)

盗まれた記憶の博物館 (上)

盗まれた記憶の博物館 (下)

盗まれた記憶の博物館 (下)

パーラ〈上〉沈黙の町

パーラ〈上〉沈黙の町

パーラ〈下〉古城の秘密

パーラ〈下〉古城の秘密