うつ病に対するイルカセラピーの効果


BBC NEWS | Health | Dolphin therapy fights depression


今日もBBCのHEALTHのニュースからです。ちょっと訳しますね。


うつ病患者15人に対して、いるかを使ったセラピーの実験を行った。


実験の参加者は、このセラピーに参加する前は、少なくとも4週間は抗うつ剤などの薬物療法心理療法を中断した。(すごいね!!大丈夫だったのかな?)


そして、2週間にわたって1日1回1時間イルカセラピーを受けた。コントロールグループは同様に海に入ってイルカぬきで同じ活動を行った。


2週間後、両グループにおいて精神状態の向上が認められたが、イルカセラピーを受けたグループはもっといい状態になっていた!


いいですね〜。
つまり、抗うつ剤心理療法を利用しなくても、うつ症状が治療される可能性があるということですね。


私はいつも思うのですが、すべての会社や学校で、3ヶ月行ったら1ヶ月有給休暇がもらえて、南の島でのーんびり過ごしたり、スイスで美しい湖をながめたり、イルカとたわむれたり、あるいは家族とペットとのんびり感情豊かに過ごすことができれば、うつ病うつ病による自殺の半分以上がなくなるのではないかと思います。


つまり、うつ病というのは生活習慣病なんですよね。これはうつ病学会でも指摘されていましたが、糖尿病などと同じように捉えた方がわかりやすいようです。


どんなに治療しても、生活習慣や考え方が同じであれば、やはり再発してしまう。あるいはどんなに健全な精神であっても、その人が処理しきれない種類と量のストレスがいくつも一度にかかれば、誰でもうつ病になりうるんですね。


このような生活習慣病において、何よりも大切なのが予防です。人間は自分の脳にも体にも無茶をさせすぎるし、それを強いるのが会社であり社会です。また個人の心の中にも強いるものがあります、仕事依存症であり、承認欲求であり、金銭的欲求であり、「家族のため」という大義名分であり、「義理」です。


「自分がやらないとダメなんだ」と思い込みたいところに、システムからも思い込まされて、「自分がやらねばならない」仕事が増える。そうすると休めない。収入も増えるから減らせない。仕事も増えるからさらに休めない・・・。と加速度的に仕事との共依存が起こるのではないかと私は考えます。


そうなってしまうと、休日さえ、「次の仕事のため」を考えて過ごすことになり、偏った脳の使い方になり、心身のバランスが乱れ、ストレスから開放されないので過緊張のまま自律神経の調子もくずし、仕事の能率も下がり・・・仕事のことばかり悩み・・・と悪循環になり、うつ病へとつながってしまいます。


ではどのように予防すればいいのか?


(1)やはり3ヶ月働いたらせめて1週間は無理やり休みを取って、強制的にスイッチを切り替えることをオススメします。仕事と共依存になるような人は、もう自分自身をべりっと日常の環境から引き剥がして、仕事のできないところへいくしかありません。うつ傾向の強い人は南の島など、日照量の多いところがよいのではないでしょうか。そして自然の多いところがいいですね。人と刺激の多いところは避けましょう。


(2)哺乳類と日常的に触れ合う。愛する人、ペット、イルカ!!!
ぞんぶんに触れ合いましょう。特に人はオススメです。やさしく触ったり、抱きしめたりしていると、ストレス関連ホルモンが消えるらしい☆


(3)趣味を持つ。ここは認知症の予防と同様ですが、音楽(楽器を弾くのがよい)、絵画、ゲーム(テレビゲームではなく生身の人と対戦する:チェス、将棋、囲碁、麻雀など)、運動、など右脳と左脳をまんべんなく偏りなくバランスよく使ってあげないと、やはり錆付いてしまいます。かわいそうです。


(4)1日の中できちんとリラックスしたり気分転換できるような時間と儀式を設定する。ただし、あとで自己嫌悪になるような喫煙、過度の飲酒、暴食、逸脱行為は逆効果。


このようにいろいろ工夫して、自分を幸せな気分にするようにがんばってあげる ということが脳の健康を保つために必要なんですね。


みなさんもオススメの「自分を幸せにする工夫」があったら教えてくださいね!