自己愛の傷つきを乗り越えて、人を愛するということ。成長。
フルーツバスケット (20) (花とゆめCOMICS (2936))
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: コミック
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すーばーらーしーいぃぃぃぃ・・・
まさに教科書。自己愛の傷つきを乗り越えて、人を愛するという話。成長の話。ほんとうに素晴らしいなあと思います。もちろん少女マンガという媒介の限界点はありますが、それでも素晴らしいものです。
まさに
魂の学びはここにぃぃぃぃ・・・
あれ?前にも書いたかな?
以前職場のことで悩んでいたとき、先輩である中堅の先生に相談しました。
そのときに
気持ちが開かれていれば、
「魂の学び」は何処でも可能なのです
ということを伝えていただきました。
その言葉をほんとうによく反芻しています。
アメリカの大学院で博士課程にすすんでみたいとか、東京で臨床してみたかったなあとか、公立病院や大学病院で経験してみたいなとか、いろいろ下心を燃やしてみることもあるのですが、
心をこめ、ひとりひとりをじっくりと丁寧に見て、接して、日々の臨床を大切にしていくことの中にしか、魂の学びはないのであるから、場所は関係ないのだということを、最近実感しつつあります。
逆に言えば、そのように精神が「学び」に対して開かれていなければ、どこにいても、どんなクライエントと接しても、どんなに経験をつんでも、どんな素晴らしい同僚に囲まれていても、向上はありえないのです。
いま、私にあるのは「時間と自然」という利点なので、ほんとうにぜいたくなくらい、ひとりのクライエントについてのさまざまなこと、自分の心のあり方や接し方、すべての人との関係性についても、考える時間と余裕があるのです。とても恵まれています。
そういうふうにして、感じる心と学ぶ心が刺激されていると、日常のどんなことからも「学び」が起こるんですね。そう、フルーツバスケット (20) (花とゆめCOMICS (2936))からだって、ONE PIECE 40 (ジャンプコミックス)からだって、ファイナルファンタジーXII(特典無し)からだって!
そう思うと、人生の豊かさとゆとりが、いい臨床能力につながっていくんだなあと、先人の教えに納得させられる今日この頃です。
あとね、なんというか印象ですが、30代になると、脳のはたらきが20代とは異なってきたようにも感じます。がむしゃらに、疑うことなく吸収するのではないんですね。ひとつひとつ手にとってゆっくり眺めて考えることも楽しいし、いろんな角度から学際的に考察することもおもしろいし、のんびりと様々なものを応用しながら組み合わせて思考することが、やりやすくなるようです。たしか『海馬 脳は疲れない (新潮文庫)』にも、そういうことが説明されていたように思います。
年をとるっていうのは、「学ぶ」という点から見ても、なかなかいいものです。
ところで、もしみなさんにも「意外な教科書」があれば教えてくださいね☆