ゆっくりと

紫陽花



ゆっくりと幸せが むかってくる
ゆっくりと 
待つのは 幸せ


すばやく幸せが 通り過ぎる
すばやく
味わう 幸せ


遠くに幸せが 去っていく
終わって
消えていく ひとつの幸せ



なんども なんども 小さくて新しい幸せが
またやってる
それを待つということが 幸福そのもの
そしてそれを誰かとまたわけあうことが まるごと幸福というもの