良いカウンセラーを見つけるには2:私がクライエントになるときは・・・


どんなカウンセラーがいいかなあ〜。
ぜいたくに考えてみよう!


笑顔と優しい雰囲気…は、ん?あれ、別になくてもいいなあ。あーでもあたたかく包まれるような河合先生みたいなオーラのある人がいいかも〜。カウンセラーがおじいちゃんおばあちゃんの場合ね。でも若くてもいいなあ。共通項として必要なのはなんだろう・・・。


1.まごころ:「あなたの力になりたい」という素朴なまごころがあること。伝わってくること。


2.常に最新の情報を調べ、研究し、理解していること。自分の知らないこと・わからないこと・できないことを専門家として適切に援助してくれること。よい知恵を持っていてくれること。その知恵が的確で信頼感が感じられること。(これはどんな職業でもそうだよね。車の営業でも、法律家でも、歯医者さんでも!)


3.統制された態度:何を言っても大丈夫という安心感のある態度(自分より困ったり、悲しい顔をしない、迷わない、怒らない)、常にコントロールされた落ち着いた態度


4.プロとしての自信を持っている感じが伝わってきて、「この分野において、専門家として、自分よりも優れている」という信頼感と尊敬を感じられること:言葉や態度、知恵や技術から「この人すごいな」という尊敬を感じさせ、信頼感が与えられること


5.きちんとプロとしての自分の考えを伝えてくれること。聞くだけではなく、対等に話し合ってくれること。


6.一方的になるのではなく、常にこちらのニーズを理解しようと努め、合っているか確認してくれること。


7.人間として、なんとなく好きな感じの人であること


8.約束を破らないこと。


うん・・・もし私がクライエントになるときは、こういう人を求めるように思う。なんだかぜいたく三昧だなあ。でもこう考えてみると、日本はやはりカウンセリング後進国なので、クライエントからカウンセラーへの要求水準がまだ低いのかもしれない。カウンセラーに高いレベルを求める人がまだ少ないというか、クライエントが受身でありワン−ダウンな立場なんだよね。だから、まだまだ「贅沢言ってカウンセラーを選んではいけない。カウンセリングをしてもらっているのに」という感覚があるのかもしれない。


けれど、やはりこれからカウンセリングとカウンセラーの質の向上を目指すためにも、クライエントがカウンセラーを選んで育てていってほしいと思う。自分自身のために、質がよく相性のあったカウンセラーを選ぶ。そういうことが今よりずっと自由に気軽にできるようになるべきなのでしょうね。


と思うと、カウンセラーが情報発信をしていくことは、クライエントの情報選択の援助としても役立つことだなあと思い至った。研究を行うことも、学会発表や論文発表を行うことも、書籍執筆やブログも、自分自身の自己研鑽とともにカウンセリング全体の質の向上を目指して、がんばっていきたい!!と改めて思いまシタ☆



さて、皆さんはカウンセリングを受けるとしたら、どんなカウンセラーがよいですか?